プレーナー加工とは
大工さんのカンナがけ加工のようなもので、バイトと言われる切削工具をワークに対し直線的に走らせる加工法です。
プレーナー加工の特徴
プレーナー加工に使用する「切削バイト」はフライスなどの「回転工具」に比べ、加工後の歪(ひずみ)、反りを大幅に押さえられるメリットが有ります。
そのため、下記のような加工応力が溜まりやすいワークに適した切削方法です。
長尺ワーク
回転工具では「反り」かえりや「ねじれ」が大きくなりやすい
難削材
硬度が高く、回転工具では内部に応力を溜めやすい
(ステンレス・インコネル・ハステロイ・チタンなど)
大物プレート
大きさにおうじて少しづつ応力が溜まるため、加工後の平面・平行精度が厳しいワーク
経年変化
加工後に曲がり直しを必要としないため、時間がたっても反り、曲がりが出にくい
上部構造物、回避加工
刃物台を傾斜させられるため、上から工具が進入できない部分への切削加工が可能です。
薄肉ワーク
刃物自体が回転しない直線運動のため、薄板(2mm程度)の厚み方向に切削を施すことが可能
プレーナーに使用する切削工具
プレーナー加工で使用する切削バイト(刃物)は、一般的な旋盤で使用される刃物と似ていて
加工の種類や、精度によって使用する切削バイトが異なり以下の様なバイト(刃物)を使用します。
直剣バイト
Rバイト
弊社では、加工内容に応じ、職人が手研ぎで仕上げた切削バイトでプレーナー加工をおこなっています。
門型プレーナー
弊社では、1961年の操業時より剛性の高い「門型プレーナー」を設備し、令和にいたる現在でも定期的なメンテナンスをおこない、製造時の精度と加工能力を維持しています。
メーカー名:丸福
テーブルサイズ:2200x6000
仕様:フライスユニット
サイドフライスユニット付加
詳しくは、下記プレーナー加工事例をご覧ください。